Cul-terrace

計画中(共同設計者:nLDK 近藤 陽子)


丘(terrace)の段々畑(terrace)を耕し(cultivate)、農(agriculture) と文化(culture) を育む、新しくて豊かな集合住宅(terrace)をつくります.

 

1. 生産緑地という手法

  宅地を生産緑地に指定することは、節税という利点だけではなく、街に「農」のある風景を生み出す というメリットがあります。

  敷地の残余を生産緑地として指定するという従来の手法ではなく、生産緑地を積極的に計画に取り込むため、街に面してリニアな生産緑地を前庭のように配置し「都市における建築と農業の新しく豊かな関係」を構築します。

 

2. 既存樹木と寄り添う

  敷地内にある大きな欅と二本の桜はすでに街のランドマークのような存在となっているので、これらの既存樹木を残しながら建物を配置し「既存樹木と建築が寄り添う関係」を目指します。

 

3. 丘のような店舗

  計画地は緩やかな丘陵地が連続していて、地形の変化の多さが街の風景を特徴付けています。

  そんな街に溶け込むために「街を歩く体験の延長としての建築」を考えます。

  街に面する生産緑地と建物が緩やかに繋がる段々畑をつくり、丘と一体となった店舗や小径を自由に丘を登ったり降りたりしながら、散歩や休憩の延長のような感覚でお店に立ち寄ってくれるような場所を作ります。

 

4. 集落のような住居

  建替対象の既存建物は通りに対して壁のように建っていて、敷地内の大きな欅や二本の桜と街との関係を断絶させてしまっています。

  既存樹木をなるべく隠さないように建物を低く抑え、住居部分のボリュームをできるだけ分節することで「集落のようなまちなみ」を形成し、いたることろに人が集う仕掛けをつくり、地域の緑と文化を育みます。

first sketch
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